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女性の悩み 腰痛

腰痛
腰はからだを動かすときに、いつもかなめになっている重要な箇所です。人間は2足歩行になった為に背負った宿命の1つが腰痛です。
腰痛のメカニズムを理解して、腰痛を防ぐよう生活習慣や健康づくりで健康的な人生を送ることが大切です。

立つのも歩くのもつらい腰痛になる前に!
朝起きた時、すぐに起き上がることが出来ない痛みが出る前に!
慢性の痛み、違和感が続いているのなら!

まずは予防が一番です。ほんの少しの気遣いでで腰痛が楽になるかもとしたら・・・・・。 さぁ〜がんばりましょう!

腰痛のメカニズムと対処法

腰痛とは

女性の腰痛
人間は歩いたり・座ったり・横を向いたり・荷物を持ったりなど何か動作をする時、腰は曲げられたり・伸ばされたりたり・ねじられたりなど常に負荷が掛かっています。そして負担の度合いや継続状況により、腰のまわりの筋肉、靭帯、骨に異常を起こしたり、それにより神経の圧迫が起こるなどして腰痛が発症します。

腰痛の種類

腰痛は1種類だけでなく、多くの種類があり症状により対処法もかわってきます。慢性的な軽い腰痛の方は軽いストレッチなどである程度改善します。尚、腰だけでなくお尻や足など下半身にしびれや痛みを伴う場合はまず病院など専門医の診察を受けましょう。

ぎっくり腰 筋肉性の慢性腰痛症
腰痛の中で特に多いのが筋肉性の慢性腰痛症です。日常生活の中での姿勢の悪さ、仕事での疲れなど疲労が溜まり、また運動不足や代謝や栄養の偏りなどにより腰痛を助長します。他にも寝具が合わず(からだが沈み込む物など)腰痛になることも多くあります。
一般に多い筋肉性の腰痛は生活習慣を見直すことにより多くの改善ができます。

ぎっくり腰 ぎっくり腰(急性腰痛)
急に痛くなり歩くことなど動くことさえ辛い腰痛です。日常の何気ない行動で発症します。要は腰の捻挫みたいなものです。急性腰痛の時は安静あるのみです。通常は3日程度で痛みは減ってきます。通常の活動は最低1週間後ぐらいのちから始めましょう。無理して動き腰に負担をかけると更に痛みが長引きます。安静!安静!
但し、ヘルニアなど下記に述べる腰痛症状と合併の場合もあるのでご注意下さい。足やお尻にしびれや感覚麻痺、違和感など併発している場合はすぐに専門医にご相談を。

腰部椎間板ヘルニア 腰部椎間板ヘルニア
椎間板の一部が破裂し椎間板内の髄核が飛び出した状態がヘルニアです。飛び出した髄核が神経根を圧迫し、その周辺及び神経先(神経の感覚支配領域)の下肢部分に痛みやしびれといった症状が現れます。ヘルニアが特に多いのが腰椎4番と5番の椎間、5番と仙骨の椎間に多く発症します。 また、腰ではありませんが頸椎(首)の発症が多いです。そうですからだを動かす際、可動が多く負荷がかかりやすい部位なのです。
症状が軽度の場合はストレッチと栄養による温存療法、重度の場合は手術となることがあります。軽度のうちに温存療法で症状の改善に取り組むことが重要です。

変形性腰椎症 変形性腰椎症
年齢とともに椎間が減少し、椎体(背骨の個々の骨)は擦り減り、その部位に骨が成形され、骨蕀という骨のとげが出来ます。それにより神経を圧迫し、腰部及び下肢に痛み、しびれが発症します。要は年齢とともに発症しやすいのです。またスポーツなどで過度に腰に負担を掛けている方も発症しやすい環境にあります。
この変形部位は手術以外でよくなることはありません。症状が軽度の場合はストレッチと栄養による温存療法で痛みの軽減していきましょう。また重度の場合は専門医とご相談下さい。

分離すべり症 分離すべり症
要は分離症とは腰の一部が骨折した状態です。そして縦にならんだ骨と骨(背骨)の積み木状態が少しずれた状態がすべり症です。それぞれ個別に発症する場合と両方併発する場合があります。分離すべり症ですべりが悪化すると神経の通り道が狭まれ腰、下半身に症状が出ます。軽度の場合でも寝起き、座った状態から立つ時、立ちっぱなしなど常に腰痛に悩まされます。
分離すべり症は男性より骨格筋が弱い女性の方が多いと言われています。この症状の女性はハイヒールなどは避けましょう。またうつ伏せ寝は禁物です。ストレッチのほか、無理しない程度に自然のコルセットと言われる腰回りの筋肉を鍛えましょう。
重度の場合は脊椎固定などの手術となります。一度専門医とご相談下さい。

脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症
背骨部を通る脊髄神経の通り道が何らかの影響で狭くりなっています。それにより神経を圧迫され、圧迫された神経の感覚支配領域に症状が出ます。特徴的な症状に長時間歩行が出来ない「間欠性跳行」があります。間欠性跳行とはある程度歩くと痛みやしびれが増し力がでなくなり歩けなくなるが、少し休憩で症状が軽減しまた歩けるようになる状態をいいます。
障害を受けている神経により日常生活にも障害る受ける場合もありますので注意が必要です。姿勢に注意して活動しましょう。また症状が軽いうちに適切な温存療法に取り組みましょう。

腰は重要です
腰はからだを動かす時のかなめです。自分勝手な診断と思い込みによる対処は症状を悪化させる場合があります。いつもと違う異常があればまず専門医に相談しましょう。



腰痛になりやすい人

@ストレスをためやすい人
ストレスで腰の筋肉が萎縮し硬くなり、疲労がたまりやすくなる
A姿勢が悪い人
猫背や足を組んだり、横座りが多い
B寝姿勢が悪い人
横を向いたり、うつ伏せで寝る
C睡眠不足な人
睡眠不足で疲労物質が排出されないため疲れが取れない
D肥満の人
上半身の負担が腰にダイレクトに伝わる。また姿勢も悪くなる
E重量物をよく持つ人
腰に負担が掛かり、腰が緊張している
F座り作業が多い人
立っているより腰への負担が大きいので長時間の座姿勢に注意
パソコン及び事務作業が多いOLの方など

腰痛簡単解消方法

最初にも述べましたがまず専門医の診察を受けましょう。
@簡単ストレッチで筋肉をリラックス&強化
A 立った状態で腰で円を描くように左右各15回ずつ回す。
B 仰向け寝で膝を立て左右各15回ゆっくり膝を倒す。
C 腹筋や背筋運動を10〜20回/日で少し筋トレ。
上記ABCいずれかを3回/日(朝昼夜)しましょう。
もちろんABC全部した方がいいですが、いやにならないよう、
三日坊主にならないよう、まずは1種類から始めてみましょう。
A姿勢を正しく
背筋を伸ばして猫背注意。立ち姿勢の時、片足に重心を置かない。
座位の時は足組み、横座りはやめましょう。
Bお風呂でリラックスタイム
急性の腰痛時はお風呂へは入らない。温めてはダメです。
慢性の腰痛時は少しぬるめののお風呂でリラックスしながら血行をよくしましょう。
Cまっすぐ寝よう
少し硬めの布団などで平らなところで、仰向けに寝よう。ひざ下にタオルを丸めて敷くと更に楽です。
但し、急性腰痛時は楽な姿勢で寝ましょう。横向きで少し丸まった状態が楽ですよ。
Dしっかり栄養、カロリーは控えめ
5大栄養素をしっかりとり、からだに栄養をしっかり送ろう。
Eしっかり水分
1日2L以上の水をこまめに摂って、体内循環を良くして老廃物を排出しよう。
「継続は力なり」の精神で取り組んで下さい。
とにかく続けることが大切です。三日坊主にならないよう
まずは少しづつ実施する癖をつけましょう。